いざと言う時のために
72時間後まで大丈夫と言うけど本当?

aoyonrahman / Pixabay
10年くらい前に、ニューヨークでモーニングアフターピルを買ったことがあります。
当時は、付き合ってた彼に買って来てと頼んだ所、
女性本人がID(身分証明書)を持って行かないと買えませんでした。
州ごとに法律が違うけれど、
久しぶりにグーグルでモーニングアフターピルって買えるのかなぁ?と調べたら、
カリフォルニア州では、なんと普通に誰でも買えるみたい。
ターゲットの薬局コーナーに行ったら2種類置いてありました。
アメリカのアマゾンでも売ってる
一応、アマゾンを調べたら、何種類か売ってます。
値段も定価より安く、20ドルくらいから売ってます。
私が39.99ドルで買ったブランドも24.49ドル。
ただ薬事法は各国によって違うため、アメリカ国外へ送付は出来ないと思います。
もし出来たとしても個人の責任で行ってください。
(注意:このブログでは、送付に関する一切の責任は取りません)
主要成分はLevonogetrel 1.5mg:ノルレボ錠
こちら一番有名なプランBの外箱です。
日本ではヤッペ法とノルレボ法のどちらかを使うようですが、
アメリカのモーニングアフターピルは、ほぼノルレボ錠オンリーって感じです。
箱に書いてある「Levonorgestrel」は、レボノルゲストレル(LNG)という黄体ホルモンです。
この黄体ホルモンにより、
① 排卵を抑制する
② 子宮内膜が厚くなるのを防ぎ受精卵が着床しにくくなる
上記2つの方法で、妊娠が起きにくくなるそうです。
ノルレボ錠は副作用が少ない
今回、服用してみました。
1.5mgの錠剤が1つだけです。
何か副作用が起きるかと思ってましたが、幸いにも何も起きませんでした。
考えられる副作用としては、頭痛、吐き気、眠くなる、倦怠感、ニキビなどホルモンバランスの崩れが原因のもの、などがあるそうです。
ちなみに、副作用の「吐き気」を抑えるためには、空腹時は避けた方が良いとの意見もあるので、何か軽く口にしてから服用すると良いでしょう。
早く服用した方が効果は高い
一応、72時間以内に飲めば、妊娠率は4.1%まで抑えることができます。
しかし、
12時間以内の服用で、0.5%の妊娠率に抑えられ、
24時間以内だと、1.5%
36時間以内で、1.8%
48時間以内、2.6%
60時間以内、3.1%
と、どんどんと妊娠確率が高くなっていくので、早めに飲むと効果が高いです。
ただ、12時間以内に服用しても、0.5%なのですね。
ノルレボ錠も100%ではない
ノルレボ錠は、排卵抑制と着床抑制の両面から妊娠を抑制します。
しかし、上記にも書きましたが、決して100%の避妊法ではありません。
例えば、
① 服用2時間以内に吐いてしまった(2時間後なら大丈夫)
② 服用直後の性行為
これらによって、避妊が失敗することがあります。
吐いてしまった場合には、再度、服用することができますが、体への負担も大きくなります。
できるだけ、1錠で済むように出来ると良いですね。
アメリカでは、簡単に入手できるモーニングアフターピル。
女性が自分の体を守る選択肢が増えること。
また、望まれない子供の妊娠を防ぐことができる、など利点のように思われますが、
10年前は、売買がもっと厳重だったことを考えると、やはりセンシティブな問題です。
(男性による悪用なども考えられます)
アメリカの避妊事情の一端を書きましたが、
(少子高齢化社会ではあるけれど)日本でも女性の避妊の権利について、
もう少し議論がなされても良いような気もします。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!