コウノドリで話題のピアニスト「清塚信也」さんをゲストにピアニストの世界を紹介
ピアノが最近注目されている
2017年に内田光子さんがグラミーのクラシック音楽部門で受賞しました。
また同じ2017年のオスカーで多くの賞を獲った映画「ラ・ラ・ランド」では、主役のライアン・ゴスリングがピアニストの役だったと言うこともあり、ピアノ熱がジワジワと広がっているようです。
清塚さんのプロフィール
東京出身
1982年11月13日生まれ
5歳でピアノを始め、1996年、第50回全日本学生音楽コンクールの全国大会に出場、中学校の部で1位
ロシアの音楽院に2年間留学
国際ショパンコンクールインアジアの1位など、数々のコンクールで入賞している
最近ではコウノドリのピアノテーマで有名( 2018.4.追記)
のだめカンタービレの玉木宏のピアノ演奏シーンの吹き替え、映画「神童」の松山ケンイチのピアノ演奏シーン吹き替え及び講師役で出演など、メディアからも注目されている若手ピアニスト
厳しいお母さん
清塚さんのお母さんは、とても厳しかったそうです。
朝5時から練習をはじめ、ほぼ一日中ピアノを弾いていたようです。
お母さん語録としては、
「ピアニストにならないなら生きてなくていい」
「死んだらずっと寝ているんだから、今は寝なくていい」
姉と笑ってたら、「今笑うな、人生の後半で笑え」
などがあるようです。
清塚さんが「お母さんの厳しさが愛情から来ているものだ」と理解したのは、つい最近だったとのこと。
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ピアニストは食っていけない
音大を卒業しても、ピアニストとしてやっていける人は1%未満だそうです。
また、ピアニスト人口が多いわりには、ピアニストの席数が少ないとのこと。
例えば、バイオリンなどはオーケストラでも何席かあるが、ピアノは1席しかない(普通はピアノ席すらない)など。
結局、実力がある人が全部の仕事を取っていくと。
それに対し、マツコさんは「この業界もそうよ、一部の人が全部仕事持ってくんだから。私は細々と人のやらないことをかき集めてるだけ」とコメントしてました。
ピアニストとして成功するためには、「運」が非常に大切。
それに対し、マツコさんは「それとルックスね」と言ってました。
マツコさんが影響を受けた「革命」と「熱情」
80年代に、小泉今日子さん主演の「少女に何が起こったか」というドラマがありました。
マツコさんは、ドラマの中で主人公が弾くピアノコンクールの1次予選課題曲であるショパンの「革命のエチュード」そして、本選の課題曲、ベートーベンの「熱情」に影響を受けたと言ってました。
コンクールでは作曲者のバックグランドや歴史背景などが重要視される
コンクール受けする弾き方と、大衆が好きな弾き方は違うそうです。
例として、1曲目は、バッハの「主よ、人の望みの喜びを」を弾きました。
ポイントは音の強弱をつけるかつけないか。
バッハの時代は、まだピアノは発明されておらず、オルガンやチェンバロしかありませんでした。
オルガンやチェンバロは音の強弱がほとんどつかないため、作曲は「音の強弱」がない状態でされた、と考えられます。
よって音の強弱がほとんどない演奏の方が、よりバッハが目指したものに近いことになり、コンクール受け(玄人受け)するそうです。
2曲目は、ショパンの「別れの曲」でした。
ポイントは「力強く弾きすぎない」ことだそうです。
ショパンは体がとても弱く、失恋によって危篤に陥るような病弱な作曲家だったそうです。
なので、あまり力強く弾けなかったらしいです。
ショパンのフォルテは、普通のフォルテよりも「抑え気味」がよりショパンらしいそうです。
清塚さんがショパンの生誕地のポーランドでショパンを弾いたときも、「ショパンのフォルテをありがとう」と感謝されたとのこと。
また、やりすぎの演奏は「演歌」っぽいと評価を低くされてしまうことがあるそうです。
ショパン行きつけのお店(2018.4.追記)
清塚さんがアナザースカイに出演された時に紹介してくれたお店です。
「HONORATKA」→ HP
ポーランドにあるレストランで、1826年から創業しています。
ショパンが1810年生まれなので、彼が16歳の時から創業しているんですね。
ショパンはとても食にうるさい人だったそうで、自分の好きではない部分の鶏肉などが出てくると、
「僕は愛されてないんだね」
といって、部屋に閉じこもったりしてたそう・・・。
そんな偏食だから、体も弱かったんでしょう。
おすすめのピアニストを2人
清塚さんが、2人のおすすめピアニストを紹介してくれました。
1人目は、
「王子系ピアニスト、大井健さん」
13歳でロンドンのオーケストラと共演したほどの腕前。
彼は演奏家としてだけでなく、作曲もこなし、エクスペリアの携帯CMに出演。
彼が弾いていた「Voice ピアノバージョン」は、彼の作品とのこと。
2人目は、H ZETT M(エイチ ゼット エム)さん。
ピエロスタイルが有名で、いつも鼻を青くしています。
元々は、「東京事変」のキーボーディストだったとのこと。
彼が紡ぐジャズアレンジは、ピアノの可能性を限りなく引き出しており、またお洒落だし、人気が高いそうです。
最後はアドリブでメドレー
最後はマツコさんのリクエストも含め、清塚さんのアドリブによるメドレーで終わりました。
曲目は、
「ファミリーマートのメロディーチャーム」(稲田康さん作曲「大盛況」)
「戦場のメリークリスマス」
マイケルジャクソンの「スムーズクリミナル」
熊蜂の飛行
でメドレー演奏を披露してくれました。
確かにマツコさんの言うとおり、ピアノだけでなくルックスもステキだと、演奏がさらに素晴らしく聞こえるような気がします(笑)。
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