高校時代の同級生が、ハリウッド俳優になるための苦行を教えてくれました
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何がそんなに大変なのか?
いろいろ言ってましたが、何と言っても英語だそうです。
英語のセリフが話せても、また、日本人役で日本語しか必要なくても、打ち合わせや監督の指示を理解するために、スタッフや共演者と英語でコミュニケーションできなかったら仕事できないとのこと。
はぁ、なるほど。。。
英語は難しいです、勉強してもしても、知らない言葉が出てきます。
(勉強が足りないだけでしょうけど)
最初は、身振り手振りで何とかなると思ってたそうです。
その場は何とかなりますが、英語が話せない状態で、それでも心折れずに、明るく振舞えるか?が問題だったようです。
アメリカ人はノリが良いか悪いかで、その人とこの先仕事するかどうかを決めるようなところがあるので、話せない→「この人、英語ダメなの?」と言う目で見られる→自信失う→話せなくなる→暗くなる。
というパターンで、どうやら全てにおいて、自信をなくしていってるように見えました。
お金が必要
これも何に? と思いましたが、こういうことだそうです。
ロサンゼルスには世界中からハリウッドを目指した美男美女が集まってるそうです。
もちろんアジア人ですから、白人や黒人、ラテンの人々とは違うカテゴリーだそうですが、とにかく、オーディションに呼んでもらうためには「良い写真」が必要だそうです。
それはそうでしょう、でもたかが写真でしょ?
それが、良い写真となると、撮影代が1000ドル(約10万円)くらいは、平気で掛かるそうです。
10万円???
まず、プロ級のカメラマンとなると、800ドルから1000ドルは普通、それに、ヘア・メイク代が100ドルから200ドル、撮影後、リプリントして100枚とか200枚とかコピーするそうですが、それが100ドルから200ドルくらい。
カメラマン代を節約すれば、もう少し安くなるけど、ライバルの写真が良いとプロにバシッと撮ってもらった方が良いそうです。
え、安く見積もっても1000ドル掛かるの?!
写真代だけではありません。
オーディションテクニッククラスとか、撮影カメラを使った演技クラス、などがあるそうです。
そのクラス代が月4回で250ドル、月8回だと500ドル程度掛かるそうです。
日本の子役養成所も高いとは聞いてますが、そうなんでしょうね、こういった芸術系は高いですよね。
私の友人は日本でオペラ歌手を目指して、芸大に通ってました。
大学の授業だけでなく、プライベートレッスンも必要だそうで「イタリアの先生が帝国ホテルにいるの、1回の授業料が3万円」と言ってたのを思い出しました。
1回3万円!!! 相場だそうです、10年前の話です。
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ビザも必要
役者として働くためには、役者用のビザが必要だそうです。
そのビザを取るのに、弁護士代と実費合わせて5000ドルくらい掛かるそうです。
これは3年間有効で、3年経つと更新しなければならず、更新費はトータルで4000ドルくらいだそうです。
と言うことは、ちょっと安い弁護士がよしんば探せて3000ドルだとして(計算をやさしくするため)、1年間1000ドル、1ヶ月80ドル強、を仕事のためだけにお支払いしているのですね。
車の保険がダブルで掛かってるみたい(笑)、と思ってしまいました。
しかも、ビザ保持者は、スタジオが使ってくれないことも多いとか。
スタジオはビザではなく、グリーンカードか市民権を要求することがあるそうです。
何だこのビザ、意味ないじゃん。。。
大変らしい
と言うわけで、英語の発音矯正だけでもお金が掛かるのに、そのほかにも武術を習いに行ったり、歯のホワイトニングをしたり、ジムに通って体型維持に努めたり、とやることが未曾有にあり大変だそうです。
好きじゃないとやってられない、と言ってましたが、確かに「チョロっと有名になってやったろう」なんて言うのは、なかなか難しいことのようです。
大変だろうけど、頑張ってね。。。
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